ろうあ児施設

ろうあ児施設は、聴力が全くない児童や、強度の難聴のために日常生活が困難な児童が、将来自立して生活できるよう、指導・援助を行う入所型施設。入所する子どもたちの多くが聴力障害により会話が十分にできないため、施設には視覚機能の活用を図るための映写設備を備えることが必要とされている。全国に14ヶ所あり、公営と私営が半数ずつとなっている。

情緒障害児短期治療施設

情緒障害児短期治療施設とは、短期間の入所や通所によって、各種心理療法による治療や生活指導、情緒障害児学級での学校教育などを行い、社会適応性を高めることを目的とする施設。家庭や学校での人間関係などが原因で社会適応が困難であったり、乱暴や盗みなどの問題行動、チック症や拒食といった神経性の習癖など、軽度の情緒障害のある子どもたちが対象となる。

盲児施設

盲児施設とは、視力が全くない児童や、強度の弱視で日常生活が困難な児童のための入所型施設。日常生活の介護や介助を行うとともに、生活訓練や機能訓練、作業訓練など、子供たちが将来自立して生活するために必要な指導や援助を行う。施設数は1985年度には全国で約30ヶ所あったが、年々減る一方で、現在ではその約3分の1となっている。

知的障害児施設

知的障害児施設とは、知的障害のある18歳未満の児童を対象とした、入所型の施設。入所して集中訓練を受ける必要のある児童や、保護者がいなかったり家庭で適切な養育を受けられない児童を保護し、自立に向けて必要な知識や技能を習得させることを目的としている

知的障害児通園施設

知的障害児通園施設とは、保護者のもとから通園ができる知的障害児を対象とした通園型の施設。知的障害児施設と同じように、自立に向けて必要な知識や技能を習得させることを目的としている。近年は学齢期の児童は養護学校や特殊学級に進むため、就学前の幼児が利用の中心となってきた。施設数は全国に約250ヶ所。

肢体不自由児施設

肢体不自由児施設とは、長期間の治療訓練が必要な身体障害のある子どもに対して、医学...

肢体不自由児療護施設

肢体不自由児療護施設とは、治療のため病院に入院する必要はないものの、その障害のために家庭での養育が困難な肢体不自由児を対象とした入所型施設。肢体不自由児施設と異なる点は、療護施設が病院としての機能を備えておらず、生活面での介助、援助、指導が中心となる点である。施設数は全国に6ヶ所と少なく、年々減少する傾向にある。

肢体不自由児通園施設

肢体不自由児通園施設とは、身体に障害のある子どもたちに医療的ケアや生活指導、職業訓練などを行う通園型の施設。施設の目的や機能、職員構成などは肢体不自由児施設と基本的に同じだが、主に就学前の低年齢の子どもたちを対象としている。通園型施設のため、看護職の数が少なく、代わりに保育士の構成割合が高くなっている。全国に98ヶ所ある。

自閉症児施設

自閉症児施設とは、自閉症児を対象に医療的ケアや心理指導、生活指導を行っている入所型の施設。自閉症とは、脳の機能障害に起因する反応の欠如や、言語発達の障害、反復行動などの行動特性のある障害のこと。この施設には、病院への入院が必要な児童を対象とする第一種(医療型)と、入院を必要としない児童が対象の第二種(福祉型)がある。

重症心身障害児施設

重症心身障害児施設では、IQ35以下の重度知的障害と通常自力では歩けない重度肢体不自由の重複障害を持つ児童を対象として、医療的ケアと日常生活の指導を行う。病院としての機能を備えた入所型の施設だが、家庭から通うことができる児童には通所部門を設けている施設もある。また成人の重複障害者の入所も多くなっている。

難聴幼児通園施設

難聴幼児通園施設とは、強度の難聴がある就学前の幼児が、自宅から通って機能訓練などを受ける施設。専門職員による聴能訓練や言語機能訓練、生活指導などが行われる。難聴児は低年齢であるほど適切な訓練により、聴能や言語機能の回復、そのほか全般的な発達にも効果が期待できるため、早期発見・治療に対応するために創設された。全国に25ヶ所あり、約750人の幼児が通っている。

養護学校

養護学校とは、知的障害児、肢体不自由児、病弱児のための学校で、幼稚園・小学校・中学校・高等学校に準ずる教育を施すと同時に、その障害を補うために必要な知識・技能を習得させることを目的としている。養護学校には、幼稚園から高等学校までに対応する組織があり、それぞれ幼稚部、小学部・中学部・高等部と呼ばれている。寄宿舎が設置されているところもある。